Caution!!


宮地幼馴染が激しく捏造されてます!
捏造とか許せない!
宮地に幼馴染はいない!
などなど嫌悪感を抱かれる方は
今すぐブラウザを閉じ、見てみぬふりを
決め込むことをお勧めいたします!
全然おk!バッチコイ!という方だけ
→からどうぞ!!
























シフォンとポーカーフェイス cHifFon AnD PoKErfaCed












今日帰ってくるってことは知っていた。
私が、帰ってくるときはちゃんと連絡してよって口うるさく言ったのを覚えてい てくれてたみたい。
だけど、まさか突然彼女を連れて帰ってくるとは思わないでしょ、普通。



「こいつが俺の、か……か…………かのじょ…だ」
「…夜久です」
「…ども。」


龍之介に彼女ができた。
こんな堅物に彼女なんてできっこないと思ってた。
ほぼ男子校の全寮制という言 葉に騙された。
夜久と名乗った可愛らしい女の子は、鋭い横目で龍之介をキッと睨んでいる。
そ らそうだ。バカめ。
だけど、


その仕草、
その距離、
その態度、
その様子、



が、あまりにも"彼氏と彼女"ってことを私に嫌ってほど感じさせた。
お腹が痛い。頭が痛い。目が痛い。
どうしよう。どうやったら ここから逃げ出せるんだろう。



「龍之介の幼なじみやってます、高原です。どうぞよろしく。」
「あ、よろしくお願いしますっ」
「夜久、そんな固くならなくても大丈夫だぞ。こいつとは、幼なじみっていうか 腐れ縁というかで…。
なんかとりあえずそんな感じだ。」
「そうそう。私達何かと縁があるようで、小学校と中学校の2年生以外は同じク ラスで、」



そうだ。
中学校を卒業するまでは誰がどう見ても龍之介に1番近い女子は私で 、
高校生になるまで龍之介に彼女ができなかったのは私のせいであり、私のおかげ だ。

だけどそれも今は昔の話。
私が最強だと思い込んでいた盾は知らぬ間に退化し、
より強靭な矛により破られてたみたいだ。





「まあ、私は普通の公立高校行ってるんですけど、」




今でも覚えてる。
龍之介が私立の全寮制に入ると聞いた時のこと。
私は、私は。
私は、もうその時には学校が決まっていて、追いかけることができ なくて、
だけど逃げることもできなくて、全てが手遅れで、
ただ、ただ顔を青く染 めることしかできなかった。 それまで私達は2人並んで歩いてきたと思ってたけど、
実は私が龍之介の後ろ姿に 追いつこうと必死で走ってただけなんだなって、
その時がむしゃらになって初め て気づいた。




「あ、でも恋心という名の下心は一切ありませんので、」




また、だ。
昔からこう言う時だけ私の中でポーカーフェイスが潰れる。
表情には出てないかもしれないが、中ではぐちゃぐちゃだ。
嘘をつくのは気持ち がいいものじゃない。自分に嘘をつくのは尚更だ。




「ご安心を――」
「えぇ、安心しました。」




そう冗談を言う風に誤魔化したら彼女は柔らかく微笑んだ。





あれ―――おかしいな。


さっきまで彼女がいることが違和感だったのに、いつの間にか私がいることが違 和感になってる。
あはは。おかしいな。
もう私は二度と龍之介の隣に立つことがないんだろう。
なんだか無性に悔しくて、脳裏に焼き付いた彼女の笑顔が綺麗に滲んだ。



2010/04/18