「ねえ、もし明日最後の日がやってきたらどうする?」

01 7人の小人よりもたった1人のラプンツェル       02 ここに未練などあるものか
03 A only only only my star.            04 足元に転がるものを蹴飛ばして
05 最上級コースに御案内                06 散り行く世界に愛を籠めてキス
07 舞う人に与えた花冠                   08 ファンタスティック・レモネード
09 僕はまた君に救われる                      10 たぶんここが最果て
11 百の彩りに溺れる                    12 It connects under the world.







































































『もちろん君のもとに行くよ。』

「ほんとに?遠いよ?」

『距離なんて関係ないさ。』

「でも、そっちでできた友達とかと遊ぶ方が長い時間
最後の時を満喫できるんじゃない?」

『時間だって関係ない。僕は君の近くにさえいられたらどんな最後だって本望さ。』




7人の小人よりもたった1人のラプンツェル














































「ぬ、そしたら月子と一緒に地球を出る!!」

「明日だよ!?宇宙船できてるの?」

「もちろんできてないぬーん」

「ダメじゃん」

「だめじゃない!だって俺はもう最後なんて嫌だ!!
やりたいことがありすぎるんだよ!!
月子と遊んだり、発明したり、梓と遊んだり!!
楽しいこと、知らないことを知らずに終わるのは嫌だ!
だから地球を出るんだ!!」

「それじゃあ、梓君も宇宙船に乗せてあげなきゃね。」




ここに未練などあるものか















































「そっだなー。まず錫也に飯をこれでもかー!!ってぐらい
作ってもらうって3人で食うんだ。」

「いいねー!!やっぱ最後の晩餐は錫也のご飯がいいよねー」

「だろーっ?その後3人でいつも通りぐだぐだして終わる。
…もしくはお前と2人であの公園に行って
あーだこーだ言いながら星見て終わる。」

「……私はできれば後者がいいなあ」

「俺も。」




A only only only my star.
(わたしだけの、たったひとつのおほしさま)
















































「断る。」

「は?」

「だから、最後の日とかまだいらないから。拒否する。」

「いやいや、例えばの話ですよ?」

「そんなもん仮定する必要すらねえよ。」

「…何に対しても俺様なんですね」

「何を今更。」




足元に転がるものを蹴飛ばして















































「んー。もう1回君と花火がしたいな。」

「花火、ですか?」

「そう、花火。 君と2人でねずみ花火とか打ち上げ花火とかで盛り上がって、
最後に線香花火をしながら、僕たちが出会った頃からの思い出を
思い返していくんだ。どうかな?」

「………すごく………素敵です」

「うん、ありがとう。」




最上級コースに御案内















































「僕の部屋に君を招待するよ。」

「セクハラですか?星月先生呼びますよ?」

「…君は彼氏をちょっとは信じたらどうかな?」

「冗談です。」

「…。
それで、君を部屋に呼んで最後までずっと2人っきりで過ごすんだよ。」

「みーすけはどうするんですか?」

「琥太にぃか直獅先生に預けるよ。」




散り行く世界に愛を籠めてキス















































「結婚しよう。」

「えっ…!?」

「もし、最後の日がきたら、婚姻届を役所に出しに行って結婚式をあげよう。」

「錫也…、それ本気?」

「本気じゃだめか?俺はお前と結婚して幸せになるまで終われない。」

「だって、そんな簡単に結婚とか………
…………っ私でいいの?」

「むしろお前以外と結婚するとか考えたことないよ」

「っよ、よろしくお願いします!!」

「こちらこそよろしくお願いします。」




舞う人に与えた花冠















































「もう1回お前と遊園地に行きたい!」

「遊園地!楽しかったですよねー!!」

「だよなー!!この前行った時は格好いいとこ見せれなかったからな!!
今度こそリベンジだ!!」

「何言ってるんですか!先生はいつでも格好いいですよ!!」

「!?」

「(私こそ今度はちゃんと女の子らしく可愛いとこ見せなきゃ!)」




ファンタスティック・レモネード















































「そうですねー。特に何も、ですかね。」

「え、そうなの?」

「ええ。僕は特にしたいことは…」

「じゃあ!!もし何も先約が入ってなかったら私と一緒にいてくれませんか?」

「もちろん。あなたと一緒に過ごせさえすれば、特に何も。ですから。」




僕はまた君に救われる















































「どうしたい?」

「えっと…、先生?今は私が聞いているんですが?」

「最後の時ぐらいはお前の言うことを何でも聞いてやるって言ってるんだよ。」

「あ!!あ、えっと。……誕生日に連れて行ってくれたところ!
あそこにもう1回行きたいです!!」

「…そんなことでいいのか?」

「そんなことって言わないでください!!
私にとってはあそこに連れて行ってもらえたことが
それぐらい嬉しかったんですよ!!……いいですか?」

「…喜んで。」




たぶんここが最果て















































「…一緒に温泉に行かないか?」
「温泉?宮地君のことだからてっきり
『うまい堂の商品をショーケースごと買い取りたい』
とか言うんだと思ってた。」

「む、それも考えたが、俺はそれよりもお前と温泉に行きたいんだ。」

「どうして?」

「………その、だな。お前、七海や東月と温泉に行ったのだろう?」

「ああー、…やきもち?」

「ち、違!」

「…へへ、宮地君顔真っ赤だよー?」

「うるさい!!」




百の彩りに溺れる












































「そうですねー。……あ!!先輩今から一緒にタイムカプセルを作りませんか?」

「タイムカプセル?」

「はい。僕は地球が終わる日の先輩に宛てた手紙を書いていれますから、
先輩は地球が終わる日の僕に宛てた手紙を書いてください。
そしてそれをその日に開けるんです。」

「それ、たぶん開ける日来ないよ?」

「願ったり叶ったりですよ。」




It connects under the world.
(世界の下で繋がってる)